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【活動紹介】隣人として、友人としてーあおき朝鮮初級校交流会




青木小学校PTCAの有志3名が、

朝鮮初級校との交流を深めようと

2023年9月に立ち上げた、


「あおき朝鮮初級校交流会」(以下、交流会)

があること、皆さんはご存知でしたか?


メンバーの

望月さん

古谷さん

櫻井さん


にご協力いただき、

交流会発足のきっかけや活動内容等について

お話を伺いました。


左から、櫻井さん・古谷さん・朝鮮初級校 慎校長先生・オモニ会会長 金さん・望月さん



皆さんの朝鮮初級校との出会い・繋がりを持ったきっかけは何でしたか? また、交流会を立ち上げようと思われたエピソードを教えて下さい。

望月さん

青木小学校(以下、青木小)と

横浜朝鮮初級学校(以下、初級校)は

平成3年から30年以上、交流が続いています。


当時、双方の児童でケンカが絶えず、両校の校長先生が

話し合いをしたことがきっかけで、交流が始まったそうです。

コロナ禍で交流ができなかった時期もありましたが、

徐々に交流が戻ってきています。


櫻井さん

私は沢渡に住んでいるのですが、コロナ前、初級校で開催の

沢渡ムジゲフェスタのチラシがポストに入っていました。

チラシの角に焼肉無料券がついていて、

初級校の校庭で炭火焼肉を食べたのですが、

とってもおいしかったのを覚えています。


他にも生徒によるハングル講座や、お化け屋敷の出し物もあり、

楽しかったですよ。

地域に開かれている印象を受けました。

同じ町内に住んでいることもあり、もっと地域での交流が

深められればと思っていました。


また、初級校の運動会には、毎年PTCA本部として

オモニ会※1 とアボジ会※2 へご挨拶に行きます。


食べ物や飲み物の販売があり、

子ども向けのおもちゃも売っていたのですが、

青木小ふれあいまつりの景品からヒントを得たということでした 。

以前からのつながりを感じられて、嬉しかったです。

※1オモニ:韓国・朝鮮語で母の意味。

※2アボジ:韓国・朝鮮語で父の意味。


古谷さん

私には初級校出身の友人達がおり、たまたま子供が入学した

この青木小が初級校と交流があると知ったことがきっかけでした。

子供が楽しそうに

「今日初級校の子たちが遊びに来たんだ!」と話す姿に

私自身も初級校の事を知れたらいいな、交流を持てたらいいな

と思い参加しました。


望月さん

長女が5年前に入学した際、当時の校長先生が入学説明会で

初級校との交流のお話をしてくださりました。

「地域のスポーツ大会では、青木の子どもたちは隣の学区の

小学校と対戦する初級校を、自分のチームのように

全力で応援するんですよ。」

というお話に 、心を動かされたのを覚えています。

その時から、保護者も交流できる場があったらいいなと

ずっと思っていました。



初級校と青木小は30年以上の交流の歴史があったんですね。交流会の主な活動内容や頻度を教えていただけますか?

古谷さん

交流会では年に4~6回、

キムチの販売のお手伝いを行なっています。

他に、両校の保護者の親睦を深めるための

交流会を予定しています。




両校保護者での親睦交流会、楽しみです。この交流会の活動を通して、皆さんに伝えたい、広めたいことは何ですか?

望月さん

毎年、3年生が参加する神奈川区児童音楽会では、

初級校の児童と一緒に『未来への架け橋』という曲を歌います。

この曲は、初級校の先生によって作詞作曲されました。


「ちがう君 ちがうぼく ちがうって素敵だね

未来はぼくたちのもの 出会いをしんじたい」


私たちはこの歌に込められている

「お互いの違いを認め合い、未来へつなげていこう」

というメッセージを、たくさんの保護者と

共有していけたらいいなと思っています。



交流会に関わって良かった、嬉しかったというエピソードを教えて下さい。

望月さん・古谷さん

交流会は発足したばかりですが、

”お互いの顔が見える関係”は素敵だなと改めて感じています。


初級校の慎校長先生やオモニ会の方が交流会を

とても温かく迎え入れてくださって、交流会発足を

初級校の保護者の方にもお知らせして下さいました。


「こうしたらもっと良いのでは?」など、皆で協力して

良好な関係性を築けていることがとても嬉しいです。



櫻井さん

初級校と青木小との歴史は古く、昭和24年から19年間

初級校は「横浜市立青木小学校沢渡分校」だった

時期がありました。


2023年11月11日に開催された、

青木小学校創立150周年記念祝賀会にて、

初級校との交流を始められた松嵜敏次元校長先生に

お会いした際にこの交流会が発足したことをお伝えしたところ、


「それはよかった。同じ地域の学校なのだから、仲良くしなくちゃ。」

というお言葉をいただきました。

長く続いてきた交流を、大切にしたいと感じました。



逆に、大変だったことや難しかったことなどはありましたか?

古谷さん

毎年10月頃に開催される、ふれあいまつりでは、

オモニ会のキムチが大人気であっという間に売り切れてしまいます。

買いたいのに買えなかったという声や、

ふれあいまつり以外でもキムチを購入したいという希望が多数あり、

どのように販売を実施するかのシステムを考えた事ですね。


タイトスケジュールの中、オモニ会の方に

注文の申込フォームや電子決済のシステムを整えていただくよう

働きかけ、ご対応いただいた事で、

交流会との第一回キムチ販売が、青木フェスティバル参観日に

実現しました。


受け渡し場所探しも苦慮しましたが、反町駅前ふれあいサロンで

無事に実施でき、今後もふれあいサロンにて開催予定です。


キムチを購入した方から

「ふれあいまつりで買えなかったから購入できて嬉しい。」

「とてもおいしかった。」

「毎月でも買いたい。」

という声をお聞きする事ができ、オモニ会のみなさんも

とても喜んでくださいました。



交流会活動をもっとこうしていきたい、という目標はありますか?

望月さん

青木小と初級校の双方の保護者の方達が

「交流してみたいな」と思ったら、

気軽に参加出来るようなイベントも考えています。


道ですれ違ったら挨拶するような、お互いを知るきっかけに

この交流会がなれたらいいなと思っています。



古谷さんが言われていたように、オムニ会のキムチは美味しいと毎回大評判ですよね。他にない特徴や、美味しさの秘密って何ですか?

                   

古谷さん

オモニ会さんに伺ったところ、


「オモニ会厳選のキムチは、コリアタウンで有名な大阪鶴橋から

取り寄せている本場の味です。

薬念(調味料)辛味の中に、野菜本来のほんのりとした甘みがあるのが特徴です。

キムチの売り上げは、全て初級校の児童の教育のために還元されています。


定番のキムチ(白菜、大根、胡瓜)は

春夏秋冬いつ購入しても変わらない味で安定の美味しさです。


また季節毎の旬の野菜のキムチもとても美味しく、

楽しみながら購入出来、毎日の食卓に並び美味しくいただいてます!


初級校の保護者や先生方、交流のある青木小を始め、

近隣の小学校の先生方、ミニバスケットボールチームの保護者の方々も

購入して下さり、朝鮮学校で販売しているキムチが美味しいと

嬉しいお言葉を頂いています!」


と教えてくれました。



なるほど、納得です。キムチが欲しい場合、どうすれば買えますか?次の販売日など、情報はどこで知ることができますか?

望月さん

青木小・初級校保護者向けの

「あおき朝鮮初級校交流会」公式LINEや

Facebookグループにて販売のお知らせをしていますので

是非お友達登録して頂けたらと思います。


次回は2/6(火)に反町ふれあいサロンにて販売いたします。

事前申し込み制のため、1/29(月)13時までに

公式LINEからご予約ください。


《公式LINE》





















《facebook》































最後に、この記事を見て交流会に興味を持った方へ、メッセージをお願いします!

望月さん

まだ最初の一歩を踏み出したばかりの交流会ですが、

この一歩がこの地域の多文化共生の未来に続く

交流の一歩となるように、

オモニ会の方と共に企画運営しています。


任意の団体なので無理なく活動することも

ひとつの目標としています。


今後のイベントには都度参加者を募る予定ですが、

もっと初級校を知りたいな、

活動お手伝いしてもいいかなという方は

あおき朝鮮初級校交流会の公式LINEより

ご連絡頂けたら嬉しいです。



オモニ会から

両校の児童達、先生方の交流から、

今年度は保護者の方々の交流も深まり、

歴史を越えてこれから未来に繋がる事が

とても素晴らしい事だと思いますし、

これからも築いた繋がりが深まるように努めて参ります。



 

いかがでしたか?


初級校と青木小、お互いを隣人として、友人として

親睦を深めていきたいという、両校の温かな

つながりを感じていただけましたら幸いです。


望月さん、古谷さん、櫻井さん、

そして朝鮮初級校 慎校長先生、オモニ会会長 金さん、

インタビューやメッセージのご協力を

ありがとうございました!




写真提供・望月さん

インタビュアー・広報委員長 岡田

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